左岸・駐車場【遠賀川/筒井】
現在緩傾斜の高水敷が整備されている遠賀川左岸の駐車場の設計について、これまでの流れを紹介します。
駐車場はこれまで遠賀川で整備してきた中で最も下流に位置します。
10月1日(月) 河川事務所・コンサルタントとの打ち合わせ@九大
駐車場設計のアドバイスの依頼をうけました。上流側の地形を活かしてなるべく駐車している車が見えないようにしたいなどの意向を確認しました。
その他にも駐車場を区画をきちんと設けるか、それとも入ってきた車が自由にとめられるようにするのか、駐車場の舗装をどうするのかなどなど・・・少し具体的なことも議論しました。
自由にとめられる駐車場~九大伊都キャンパスをケーススタディとして~
日によって駐車可能台数が変化します。
翌日から粘土をもりもり。
上流側の地形とあわせて検討できるように、これまでつくってきた1/200模型を延長することになりました。
これで勘六橋から日の出橋まで約1キロの範囲を模型で表現することになります。模型の大きさにして約5メートルですね。
10月5日(金) 河川事務所・コンサルタントとの打ち合わせ@九大
打ち合わせ時間ぎりぎりまでスタディ。粘土を盛ったり、削ったり、勾配をつけたり・・・
樋口研ではよくある光景。
打ち合わせ風景。
駐車場を公園と一体となるようにする、バリアフリーの空間とする・・・など9つの守るべきコンセプトを整理して説明を行いました。
もぐり橋付近からみて、下流に向けて駐車場のレベルが高くなるなど風景の面と駐車場、プロムナードのレベルが低いなど河川管理の面からの課題が見つかりました。
10月12日(金) 河川事務所・コンサルタントとの打ち合わせ@遠賀川河川事務所
5日の打ち合わせ時の課題を改善し、さらに駐車場の線形などにスタディを重ねました。
打ち合わせでは側溝の必要性、泥のたまる位置の確認など河川管理上必要なことが前回の打ち合わせよりもかなり具体的に話し合われました。