第3回久賀島まちづくり協議会を終え、浜脇の船着場から海上タクシーに乗り込む時、
福江島の半泊半島の方向に見えた夕焼けは、心身の疲れをどっと癒してくれるほど美しいものでした。
この風景が訪れた人にとって、どれほどの価値を持っているか。
この風景に、人の心がどれほど救われることだろうか。
島が持っている文化、環境、風景。その価値に気付き、その価値を共有し、
それらを守り、次世代に引き継いでいくという「思い」を、立場を超えて共有できたとき、
それらは守られていくのだろうし、世界遺産にも到達することができるのだと思います。
そして、それらを守りたいと思っていない人は島にはいないのだから、
守ることを「業務」として捉えている人の言葉は、島の人々には響かない。
「守りたい」という思いを素直に伝えあうところからスタートすれば、
事態は少しずつ前向きになるだろうと思います。
今回の協議会では、竹森君や渡邉さんと一緒に小一時間プレゼンをし、
大学チームの思いを、できるだけわかりやすく、はっきりと伝えました。
そして、住民の方々からも積極的で前向きなご意見をたくさんいただきました。
五島の空に広がる美しい夕焼けは、頑張った学生諸君にとっても疲れを癒すプレゼントになったことでしょう。
出会いと発見DIARY
道守九州会議の広報誌「道守通信vol.19」の「わたしの好きな道」に
湯布院の湯の坪街道について文章を寄稿しましたので紹介します。
11月8日の遠賀川調査(休日Ver.)に参加して下さった樋口研OG牟田口さん&田浦さんから
調査の感想、3年前の調査と比べて気付いたことなどを伺いましたので紹介します。
~牟田口さんより~
前回調査の時と比べると…
家族連れの利用者が多かったなと感じました。
犬の散歩で来ましたってのは私が学生の時も多かったのですが、
昼ごはんを食べに来ましたっていう家族づれの方々とかは、今回の方が多かったと思います。
それだけ、あの場所が市民に浸透しているということなのでしょうか…
~田浦さんより~
遠賀川調査で思ったことを以下に書いてみたいと思います。
・格段に利用者人数が増えていると感じた。(1.5割増しくらい?気候のせいかな)
・前回は散歩と犬の散歩がほとんどで、朝と夕方が多かったのに、今回は日中も人が多かった。
利用目的が幅広くなっている印象があった。
・川の様子が変わって(中州ができたり、右岸ができたり)前には見られない活動があった
(中州にいるのはびっくりした。前は1人もいない。)
・結構魚を見ている人が多い。+釣り客も多くなってた。
川ならではの活動が前より増えたと思う。単純な広場ではなく。
・遊具を置いたことが子供や家族連れを増やすきっかけになってる?
・滞在時間が格段に長くなってる気がする。調査では2時間滞在などが普通にいた。
・前は滞在時間が短かったり、芝に座るようなことが少なかったりと
みなさんがまだよそよそしく使っている印象があったが、
今回は我が物顔で使ってたのが面白かった。(完全に私感)
・水辺館に人がたくさん来てた。スタッフの方々がイキイキしてた。
実は利用者数や使われ方があまり変わっていなかったらどうしようと不安でしたが、
子供たちが楽しそうに走り回っていたり、家族連れでご飯を食べたりという姿を
見れて、単純に嬉しかったです。
また、野見山さん達や事務所が大切に使っている様子がとてもよくわかりました。
以上、先輩方のコメントでした。
先輩方の話によると、調査結果にも3年前と顕著な違いが出るのではないか、
ということだったので、これから調査結果の分析が楽しみです。
聡汰がまだ生まれる前に、由布院に出張に行った際、玉の湯の庭にある木馬について、
「あんな木馬を、いつか息子にプレゼントしたいな」
と、ある学生につぶやいたのを覚えています。
そんなつもりもなく話したことだったので、
研究室で誕生祝いのプレゼントを開けたときには驚きました。
その学生が、他のみんなと色々問い合わせて見つけてくれたと聞いています。
とてもとても嬉しいプレゼントでした。一緒にいただいた絵本も読んでいます。
早いものでそれから二年が経ち、17日に聡汰は二歳の誕生日を迎えました。
そうして誕生祝いに皆様からいただいた木馬にも一人で乗れるようになりました。
お陰様で健康に育ち、最近は言葉を覚え始めています。
これからも研究室のイベントに連れきますので、その時は宜しくお願いします。
11月7日の長崎新聞に久賀島まちづくり協議会の記事が載りましたので紹介します。
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