今年、樋口研からは、博士課程から佐藤直之、宮崎大、修士課程から荒巻祥大、牛房大輔、渡邉加奈が卒業をしました。4月からは、それぞれの場所で、社会人としての新たなスタートを踏み出します。
卒業後のそれぞれの進路は以下のとおりです。
佐藤直之:いきいき唐津株式会社
宮崎大:佐世保市役所
荒巻祥大:株式会社 いであ
牛房大輔:福岡市役所
渡邉加奈:国土交通省
在学中にお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
皆さんに育てていただいたおかげで、今の私たちがあります。皆さんに次に会うとき、「頑張っています」と胸を張って言えるように一所懸命に生きていきたいと思います。
いつかまたお会いできますように!
卒業生一同

出会いと発見DIARY
3月21日、長崎市の旧三和町で栄上為石線道路拡幅事業の完了に伴い竣工式が開催されました。この県道拡幅事業は、平成16年の冬から研究室が景観アドバイザーとしてかかわってきた事業です。住民参加ワークショップは計23回を重ね、その中でうまれた地元住民によるまちづくり団体「わんさかさんわ」とともに、活動を展開してきました。その後、拡幅事業は平成20年の冬に施工が開始され、この春にめでたく竣工しました。
歩道舗装は、車イスの車輪が挟まる危険性等も考えて通常の視覚障害者誘導ブロックを使用していません。ここでは、視覚障害者や車イス利用者が参加したワークショップにてその機能を検証したピンコロ石舗装を用いています。靴で踏むと、足の裏にしっかりとその存在を確認できます。また、川に面する区間は張り出し構造とし、ウッドデッキを採用しています。
学生が主導的に設計を進めたポケットパーク「集いの場」。事業区間の中央あたり、椿が丘団地入口に位置します。本日の竣工式の会場でした。(写真は竣工式開始前)
わんさかさんわの若林さん。今日の竣工に向けて、当初から長い間ご尽力されてきました。今日の竣工を誰よりも喜ばれていました。
竣工式での記念植樹。子供達が永くこの地を愛してくれることを願います。
竣工式後のお披露目ウォーク。皆さん楽しそうに歩いていました。境界のピンコロ石舗装を挟んで、自然と左右に分かれて歩いています。
子供達は、かけっこです。
こちらは、事業区間の長崎市中心部側に位置するポケットパーク「憩いの場」。お披露目ウォークの折り返し地点です。花壇にはたくさんの沈丁花(ジンチョウゲ)が植えられています。花が大きくなると、良い芳香を放つそうです。良い香りが漂う、その名の通りの「憩いの場」となるといいですね。
この県道栄上為石線の歩道舗装のコストは、十分に標準整備が可能なものです(当初設計案と比較して、約2割のコスト縮減を実現しています)。この舗装が標準仕様となり、広く県内に広まるといいですね。
五島で進んでいる堂崎教会駐車場整備のアドバイザーである篠原先生が現場打合せに来られました。
設計者であるeauの崎谷さんらや福大チームとともに現場で検討をしました。
工事は着々と進められています。地元住民にとっての広場的空間にもなりえる素敵な駐車場になりそうです。
住民の皆さんともWGで検討を重ねてきました。喜ばれるとよいなと思います。
翌日は、五輪地区にアクセスする道の改修事業の現場にいきました。
これは市職員自身が設計し、私がアドバイザーをした整備です。
整備直後から周囲の景観に馴染むものとなるように、計画や寸法、素材に十分に気をつけ、
近くでたまたま起きた災害で発生した石や土を使用して舗装と階段整備を行ないました。
まだ、4分の1くらいでしたが、きれいに整備されており、全区間の完工が楽しみです。
今は土系舗装の養生中でしたので、写真ではわかりにくいですが、また報告します。
最後は、旧江上小学校グランド整備の現場を確認しました。こちらは既に完工済でした。
ディテールではうまくアドバイスの意図が伝わっていないようなところもありましたが、
骨格のプランはきちんと反映されていました。
駐車場で車を降りたら、まず江上教会を正面から見ることになります。
そして、角度を変えながら近づいていく動線計画は、よく機能していると思いました。
二日間、先生や皆さんとともに現場をまわり、様々な議論、話をして、
得るところの多い、充実した時間を過ごすことができました。
はじめまして。 留学生のコウです。
初ブログですが、よろしくお願いします!
今回はまず今後の部会の進み方について話し合いを行いました。
皆さんから色んな意見を頂きました。
そして、ついに!60回イベント開催決定!!
2004年10月から始まった遠賀川市民部会はもう6年目になりました。
記念すべき60回を迎え、講演や立食パーティー、そして絵、写真、模型などの展示が行われる予定です。
外にも色んなコーナーができると思いますが、それは58回と59回の部会で~
ちなみに実行委員長は棟形さんにきまりました!
皆さん、お楽しみに!
次回の部会は4月13日(水)です。
先日の修論発表に引き続き、3月3日には卒論の発表が行われました。
今年度、唯一の卒論生として、僕らM2とともに論文に取り組んできた小川君
研究タイトルは、「宮脇檀の住宅地計画・設計の考え方」です。
今まであまり評価されてこなかった建築家・宮脇檀における住宅地設計に着目した研究です。
宮脇檀著作の本をたくさん読んだり、彼の元で働いていた方にヒアリングをしたりと
なかなか充実した卒論になっているみたいです。
さて、連日の高尾さんとの打ち合わせを重ねてこの日を迎えました。
直前までいかに分かりやすい、伝わる発表になるかパワーポイントの練習をしていましたが、とても緊張していました。
待ち時間はとても緊張しているのがこちらにも伝わってきました。
宮脇檀がどんな考え方をして住宅地を計画・設計したのかをテキスト分析の結果などから説明しています。
質疑応答の際も鋭い質問が飛んできましたが、
屈することなくしっかりと自分の考えを応えていました。
本人は緊張していたみたいですが、練習の甲斐もあって分かりやすい、いい発表だったと思います。
卒論もひと段落で、まずはお疲れさま。
次はいよいよM1としてプロジェクトを頑張ってください!
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