柳川市民ヒアリングが終了しました。
最終的に、総勢56名の方にお話を伺いました。
「わっかもんの主張」に参加されていた方や商店街、柳川ブランド推進室、観光協会、酒造、JA、水産業など、他にもたくさんの団体や個人にお話をうかがいました。
様々な団体の方にお話をうかがうことで、柳川の良いところ、悪いところが少しは見えてきたかなと思います。
皆さん意識が高く、それぞれの意見を持っていて、各団体2時間くらいヒアリングを行いましたが、会話が止まることはありませんでした。
ヒアリングを行う中で、駅前の交通渋滞や観光の情報発信の問題などだんだん意見が被ることも多くなってきました。しかし、職業関連の話になると個人の職業と柳川の結びつきや仕事の内容など、柳川に対する新しい意見や発見がありました。
最初は分からなかった、「おにぎえ」「さげもん」「どろつくどん」「掘割」「くつぞこ」「なまこかべ」など柳川に関する言葉も、回を重ねながら勉強していくことで少しずつ知識をためていきました。
柳川にはたくさんの祭りが開催されていて活気があるようですが、日程がかぶって客の取り合いになっていたり、連携がうまくいっていなかったりする部分もあるようです。
ヒアリングの結果をもとに、今後の柳川駅前周辺整備のワークショップをどのように行なっていくのかを考えていかなければなりません。
また、このような本格的なワークショップを柳川で行うのは始めてらしく、今回のプロジェクトはそういった意味でも重要な位置づけにあります。
市役所、市民、専門家、九大と各団体が協力しあい、意見を交換しあい、駅の整備が柳川のまちの活性化に繋がるものにしていかなければならないと思うし、九大がその力に少しでもなれるようにこのプロジェクトに携わっていきたいです。
出会いと発見DIARY
今日はプロジェクトではなく、休日に柳川へ行ってきました。
ヒアリングさせていただいたムトー商店の武藤さんからの情報で、柳川にはどんこカフェという楽しいイベントがあるということ聞き、参加することになりました。
どんこ船での川下りは有名ですが、これにカフェをかけ合わせたどんこcafe!!
こんな感じです。
このイベントの内容は、最初ににスイーツと飲み物を観光案内所の横にある店で買い、それを船の上で食べながら、川下りをするというものです。
個人的に一番おいしかったのが米せんべいです。同じ船に乗っていた方に話を聞いてみると、昔はどの家でも米せんべいを焼いて食べていたらしいですが、今は坂田屋というお菓子屋にしか売っていないみたいです。
地元の味も少しずつ無くなっていくものなのでしょうか。
ちなみにこの写真は柳川の市報の表紙になっていました。
船からの景色です。
初めてどんこ船に乗りましたが、普段地上にいる自分たちの目線からは見ることのできない良い風景だな、と自然と感じます。
昔の柳川の人達もこんな風景を見ていたのかなと感慨にふけったりしながら、ケーキをパクリ。最高ですね。
若い人達による川下りの新しい形態。これからの柳川の観光は、このような取り組みから少しずつ変わっていくのかなと思います。
前回の授業では、ベンチの図面を決定しました。
図面は栗原木材店さんに送り、図面のように木材を加工してもらうようにお願いしました。
栗原木材店さんは唐津にある木材店で、地元の県産材を製材しています。
ベンチに使う木はもちろん県産材の杉です。
今回のコアセミナーでは、栗原木材店さんにお願いし部材の加工を見学させていただきました。
まず、木材を加工する木工所を見学しました。
これは栗原木材店さんから送られた角材です。
木工所では角材を注文した形に加工してもらいます。
この木工所の専門は鋳物の型枠を加工することだそうで、ベンチの加工は特別に受けてもらいました。
加工の仕方、加工に使用する道具の使い方の説明を教えてもらい加工の様子を見せて頂きました。
次に、栗原木材店さんに行き、丸太を角材にする様子を見ました。
ホームセンターで大量に角材を見ますが、
杉を角材に加工する様子は初めてみたので勉強になりました。
丸太を一本一本機械に通して加工していました。
最後に家を建てている現場を案内してもらいました。
栗原木材店さんで製材した角材が大量に使用されています。
建築に使われる木の使われ方についても教えていただきました。
今回案内して頂いた栗原さんには大変お世話になりました。
実際にその場に行って見るということ、そして栗原さんに説明して頂くことは本当に勉強になりました。
このような貴重な機会を設けて頂き感謝しております。
ありがとうございました。
瀬ノ下の現場へ進捗状況の確認に行きました。
この日は川表側の石の階段を積み始める工程でした。この日一番の確認ポイントです。
ここ瀬ノ下地区は川港として筑後川の水上交通の拠点だったという歴史があります。
その当時の姿の石積みが現在も残っており、この石積みに合わせて周辺の整備を行ってきています。
今回新設する階段も、既存の石積みに合うように石の階段にすることになっていました。
この石段に使用する石は、石屋さんが加工してきて現場で積んでいくことになっています。
積んだときに見える部分は既存の石積みと合う様に表面を加工しています。
しかし、石の角は石をカットしたときの状態のままで真っ直ぐです。
これでは石の表情として不自然なので、積んだときに石が自然に見えるように研究室メンバーがハンマーを使って角を叩きました。
この日は土曜ということで、今年卒業した西村さん、深川さんも現場に来て頂きました。
ここの設計を担当したということで進捗状況は気になっていたようですが、
休みなのに作業まで手伝っていただき本当にありがとうございます!
河川事務所の中島さん、片渕さんも手伝って頂きました。いつも作業の度に手伝っていただきありがとうございます。
Before 角が真っ直ぐの状態
After ハンマーで叩いて角を丸くし、ラインをデコボコにしました。積んだとき石が自然に見えるようにします。
積んだときの表情にも違いがあることがわかります。
僕はコアセミナーのため途中で帰りましたが、あの大量の数の石もなんとか全部終わらせたようです。
OBのお二人、本当にお疲れ様でした。
先輩方が設計したものが着々とできつつあるので、ちゃんとできるように研究室で施工管理に目を光らせておきます。
大阪市立東生野中学校の3年生が唐津のヨットハーバーに修学旅行にやって来ました。
修学旅行生たちは3班に分かれてクルーザー、ギグ、カヌーを順番に体験しました。
景観研究室は海と陸とでそのお手伝いをしました。
カヌーは操縦が難しくなかなか思った方向に進まないようでしたが、中にはすぐにコツをつかんだ人もいました。将来が楽しみですね。
クルーザーでは帆を張ったり、舵を取る体験をしました。
風を強く受けて船体が傾いた時は、初めは皆驚いていましたが、慣れてくるとそれを楽しんでいるようでした。
ちょっぴりはしゃぎ過ぎる生徒もいましたが、無事に体験を終えることができました。
その日、修学旅行生たちは唐津の民家に泊まったそうです。
このような体験を通して、唐津の海をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
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