9/27、佐世保市俵ヶ浦公民館にて地元の方々と九大景観研との初顔合わせ会が行われました。
俵ヶ浦町からは公民館長の南部さんをはじめ13名の方、
佐世保コンベンション協会からは富田さん、塩見さん、
それから、いきいき唐津の佐藤さん、佐世保市役所の宮崎さん、
九大からは樋口先生、榎本、行徳、ユー、鍜治、河津の5人が出席しました。
まず樋口先生の方から、
九大景観研がどういうことをしてきた研究室なのか、
九大景観研と一緒に取り組むことで何ができるのか、
上の2点についてのお話がありました。
参考資料として、これまで唐津・北崎でまとめてきた調査結果資料をお渡ししました。
この後は、地元の方々と一緒に地図を取り囲んでいろいろなお話を聞きました。
顔合わせ当初は九大と地元の方との間に見えない壁がありましたが、地元の方からお話を聞くときには、
「ここは○○だったんだよ」、「ここがおすすめスポットだよ」、「今度一緒に歩こう!」といった言葉があちこちで聞かれ、
スイッチが切り替わったかのように、非常に和気藹々としたムードで進んでいきました。
会開始直後からは予想もできないぐらいの盛り上がりです。
人から話を聞くときには、人が話し易い空気を作ることと、
一方的ではなく、こちらからも盛り上げていく事が非常に大切だということを身を持って感じました。
お話の中には、
・子供の頃は今の砲台跡地でよく遊んでいた。思い入れ深い場所。
・砲台までの道が薮で荒れており行くのが難しい。案内板を付けたい。
・3つの砲台は1つの道でつながっており、伝令が行き来していた。
・天神様、恵比寿様、明神様、フウガミ様を祀っているパワースポット的なものがいくつもある。
といった本、地図ではわからないような話が出てきました。
砲台跡地のように地元の方の思い入れのある場所に行き辛いのは、
地元の方だけでなく、外から見に来た人にとっても大変残念なことです。
こういうときこそ、若い学生が地元の手足となって、薮・雑草の刈り払い活動を進めていければと思います。
今回は1時間半と短い時間でしたので、あまりたくさんのことは聞けませんでしたが、
短い時間の中で俵ヶ浦町の方々ときっかけ作りができて、大きな一歩を踏み出せたと感じました。
また次回、みなさんとお会いできる日が非常に楽しみです。