北崎シェアハウスを改修しています!【北崎/河津】
伊都キャンパスの北、車で15分にある北崎地区の唐泊。
景観研の行徳・鍜治・河津は、今年度4月より唐泊の築48年の3階建の一軒家をお借りして、シェアハウス暮らしをしています。
子供が減らない状況を作っていくことを大目標に、学生の住民として北崎の良さを発信していこうと考えています。
そして先月末より、オーナーの高橋さんの許可を得て、シェアハウス1階を情報発信拠点として利用するための改装を始めました。
改修は私達以外にも地元の方が応援に来てくださって、私達と一緒に活動してくださっています。
________________________
【改修前、測量】
はじめに、改装する1F部分の測量を行いました。
この1Fは床屋として利用されていた事があり、
物置や水道管の跡などが伺えました。
また雨漏りによって天井が腐り、抜け落ちている場所もありました。
室内の様子を確認しながら、改修の方針を決めました。
________________________
【外壁フェンスの塗装】
フェンスには多数のサビが見受けられました。
サビは塗装を突き抜けて、ポツポツと出っ張りを形成していました。
バリバリになっているサビをワイヤーブラシを用いて磨き、
錆止め塗料、ペンキの順に塗装しました。
塗料の色はチョコレート色です。
これはシェアハウスの外観に合わせてこの色を選びました。
________________________
【柱の腐食部の補強】
天井を開けてみると、柱が腐食している箇所がありました。
この箇所を補強するため、新たに杉の角材を腐食箇所にくっつけて、
金属のハゴイタ、座金ボルトで固定しました。
________________________
【雨漏り部修繕】
雨漏りの原因は、戸井の腐食によるものでした。
雨が天井に落ちないように、腐食した部分を覆うように防水性のシートを取り付け、
シートからホースを伸ばして外に排水する仕組みで対処しました。
作業時には天井に杉の足場板を設置し、ホースで上から水を流しながら試行錯誤しつつ防水シートを設置していきました。
外壁に64cmの穴を空け、塩ビのパイプを通し、雨漏りした水が外に排水されるようになりました。
________________________
【天井の塗装】
蛍光灯を分解し、壁紙を剥がしてみると、天井は石膏ボードを敷き詰めたものでした。
場所によっては雨漏りで腐食したり、カビが発生していました。
改修方法は今ある石膏ボードを白ペンキで塗装することにしました。
石膏ボードの繋ぎ目にパテを塗り、塗装後に連続的に見えるようにしました。
パテは粘土型を使用していましたが、うまく繋ぎ目の隙間に入れることができなかったため
クリーム型のパテに変更したところ、容易に施工することが出来ました。
パテを塗った後に、その部分をサンドペーパーで削って平らにし、
下地にカチオンシーラーを塗りました。
そして白ペンキを塗装しました。
ローラーを使用し、同じ箇所を時間を空けながら2,3回塗ることで塗りムラを少なくしました。
________________________
【玄関横の側壁の板張り】
室内の側壁は杉板を貼ることで改修することにしました。
前あった化粧板は壊しませんでした。
化粧板をハンマーでかるく叩き、裏に柱がある場所を特定しました。
その柱に角材を取り付けて、その角材に杉板を設置していきました。
角材、杉板の取り付けには、釘が抜けにくくなるように螺旋釘を使いました。
ホームセンターで買ってきた杉板は寸法が長いので、
適宜長さを測りながら、のこぎりで適当なサイズにカットして施工しました。
________________________
【倉庫側の側壁の板張り】
こちらも同様に杉板を貼ることで改修を行いました。
近所の板谷アキラさんが助っ人として手伝ってくださいました。
ハンマーで壁を叩き、柱の位置を特定しましたが、
化粧板の緩みや斜めに入った角材などが隠れていて、
特定に苦戦しました。
倉庫に抜ける大きな穴は杉板で隠します。
下の写真は、杉板を取り付ける柱を新たに取り付けた様子です。
________________________
今日の段階では、倉庫側の側壁の板張りの途中まで完了しています。
まだまだ施工は続きます。
九大祭までに板張りは完了させようと考えています。
近況をその都度アップしようと思いますので、よろしくお願いします。
-=北崎シェアハウスのFacebook ページも開設しています=-
https://www.facebook.com/kitazakisharehouse?ref=bookmarks