こんにちは。修士1年の鮫島です。
報告が遅れましたが、先日、チェーンソー講習を受けてきました。
唐津の大島で行っている里山づくり活動の一環で、地元の皆さんと
樹木や竹を切っているのですが、その活動に少しでも貢献できるようにと
景観研でも一台チェーンソーを購入したのです。
安全に、正しい使い方を学ぶために、糸島市林業研究クラブの吉村正春さん、
松本洋子さんらの元を訪ね、チェーンソー講習会を開いていただきました。
まずはチェーンソーの正しい作動のさせ方を学びました。オイルは正しく入っているか、エンジンの掛け方は
適切であるかなど、細やかなところまで丁寧に教えていただきました。
次にチェーンソーのメンテナンス方法の講習です。どんな道具にも共通して言えることですが、正しい知識で適切なメンテナンスを行わなければ、すぐにダメになってしまいます。とても貴重な講義でした。
お昼ご飯休憩の後は、いよいよ実践研修です。一人ずつエンジンをかけていきます。みんな少し緊張している様子でしたが、糸島市林業研究クラブの皆さんが近くで安全に気を配ってくださっていたので、安心して取り組めました。エンジンをかけられるようになったら、いよいよ木を切ってみます。最初は短い木を横にして、「玉切り」から始めます。何回かやってみるうちに、少しずつ簡単に切れるようになっていきました。
次はいよいよ立ち木の伐採です。吉村さんから、どんな木を切ればいいのか、どんなことに気をつけなければならないのか、など基本的なところから教えていただきました。木は一本一本の大きさや形、生えている斜面の状態や周囲の立ち木との関係などが異なるので、注意深く丁寧な見極めが必要となるのです。
一人一本ずつ切ったところで今回の講習は終了しました。チェーンソーを扱うということは今までどこか遠い存在でしかありませんでした。実際に山に入り、自分の手でエンジンをかけて、木を切る。この一連の作業を通して、その奥深い楽しさに心惹かれました。
このような貴重な体験ができたのも、糸島市林業研究クラブの皆さんが常に私たちの安全に気を配り、丁寧に指導してくださったおかげです。皆さん本当にありがとうございました。今後も少しずつ練習を重ねて、卒業するまでには立ち木を自分の力で切れるようになりたいです。