11月8日(火) 国際ワークショップ2日目
今日もRobert Yaro氏とHarry Dodson氏をゲストにお迎えしています。
今回は、筑後市の九州木材工業株式会社の内倉さんに行程をアレンジしていただき、
木材の耐久性を飛躍的に高める「エコアコールウッド」が使用されている事例を中心的に見学しました。
また、今日は特別に黒川温泉環境計画アドバイザーの徳永哲 氏、和光コンクリート工業株式会社の会長・金丸和光氏、代表取締役・金丸和生氏にも同行していただけました。
エコアコールウッドとは、九州大学農学部と九州木材工業(以下、九木)が共同開発した保存処理木材のことです。エコアコールという保存薬が、木材に注入されたのち高分子化され木材の腐朽や割れを防ぐというものです。
内倉さんは、このエコアコールウッドの開発に九州大学在学中から携わられており、現在では九木にてエコアコールウッドの開発・営業を引っ張るリーダー的存在となっておられます。
まずはじめに向かったのは、八女市東部に位置する星野村。2012年の九州北部豪雨災害によって大きな被害を受けました。今現在でも地元住民やボランティアの方々の手によって復旧活動が続けられています。
ここでは、実際にエコアコールウッドが使用されている木製グレーチング(側溝の蓋)と木製ガードレールを見学しました。
僕の感想としては、やはりどちらの製品も一般的に使用されている鋼製のものより周りの風景に馴染んでいる気がしました。
下の木製ガードレールは、木材加工技術協会がH21年に開発したC種(速度50km/hの道路規格)のガードレールです。支柱はよく目にする鋼製のものを
そのまま使用しています。さらに、車両衝突時の衝撃に耐えるために横梁の裏には鉄板がつけられています。そのため、なかなか目立ちます。。