最後にコアセミナーを終えて、
私が思うことをここに記したいと思います。
このコアセミナーではTAとして一年生たちに教える立場になりました。
いま一番考えるのは、この3ヶ月を通して彼らが費やした時間に見合うだけのことを彼らに与えることができたのか、ということです。
振り返ってみると思った通りにできなかったことが多かったです。
スケジュール調整が上手くいかなかった件もですが、
それ以上に一番反省しないといけないのは、
一年生たちにこの授業でこういったことを理解してもらおうと思ってはいても、
それが実際はできていなかったことです。
初めの頃はベンチを期日までに作らないといけないことに頭が一杯で、一年生を教えるという姿勢が足りなかったように思います。
その結果、初めの頃は授業の中身が薄かったように感じます。
私が常々意識していることとして、「どんなに思いを伝えようとしても、それを受け取る側に思いを受け取ろうという気持ちがないと伝わらない」ということがあります。
これまで私は受け取る側の立場で色んな方のおっしゃることに耳を傾けていました。
しかし、伝える側に立った時も意識して考えないといけません。
元々私はそういったことが得意じゃなくコアセミナーの件だけに限りませんが、
相手に理解してもらえるためには、伝わるようにするためにはどうしたらいいのか、何事も考えないといけません。
一年生にわかってもらえるような授業をしないといけないと思ってからも
授業の方法も含め、まだまだこうすれば良かったと思うことは多くあり、
今回は自分の納得いく程うまくできなかったです。
今回のコアセミナーは嫌な経験が多くありますが、
これを無駄にしないようにしないといけません。
このコアセミナーを通して経験した嫌な思いはもうしたくありません。
そんな中でも無事にベンチができたことは一安心です。
一年生たちもベンチを苦労して作ったので達成感を感じることができて良かったです。
津君、藤岡君、渡辺君、マーティン、お疲れ様でした。
これからベンチの設置ですが、考えないといけないことがまだいくつかあるので、
同じような失敗はしないよう工夫して取り組みたいと思います。
そして、最後になりましたが、
このベンチを作るにあたり栗原木材店(株)様、九州木材工業(株)様には大変お世話になりました。
特に栗原様、内倉様には何度も電話のやり取りをしていただき、
私のような不束者とのやり取りでご迷惑をお掛けしたこともあったかと思いますが、
快くご協力していただき、お二方には大変感謝しております。
皆様のご協力なしにベンチを作ることはできなかったです。
一年生たちにとってもベンチを組み立てることを通して良い体験ができたと思います。
本当にありがとうございました。
今後もこのような機会がありましたらご協力よろしくお願い致します。
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出会いと発見DIARY
コアセミナーの発表会がありました。
例年通り、パネルを展示して説明するものです。
作ったベンチ2基も展示し、座ってもらったり触ってもらいながら説明しました。
先生からのするどい質問もあったようですがしっかり説明していました。
ただ、今年の投票では上位にならなかったのが残念でした。
しかし無事にベンチが組みあがり発表ができて一安心です。
津君、藤岡君、渡辺君、お疲れ様でした!
ベンチも完成し、コアセミナーの最終回は発表です。
マーティンはG30(Global thirty)という留学生向けの建都のクラスの一年生です。
マーティンはG30のクラスのコアセミナーを受講していました。
G30の発表はプレゼンテーション形式で、先生たちの前で英語で発表しました。
作ったベンチとパネルを前に置き、
地元佐賀県産の杉を使ってベンチを作った目的、エコアコール処理に関して、ベンチを唐津東港に設置することを主に説明しました。
マーティンは緊張しているようでしたが、前に置いたベンチを使いながらの説明は上手かったです。
他の学生と違って印象深い発表になっていました。先生方もエコアコールに関して興味深かったようです。
マーティン、お疲れ様でした!
エコアコール処理を済ませたベンチの部材をいよいよ組み立てます。
今回の作業はベンチの組み立てのほかに面取りをしました。
面取りは人が角に触れても怪我しないように角をおとす作業です。
プロの大工さんが使う鉋を用意して少しずつ角を削っていきました。
そして、ベンチの背もたれに今回コアセミナーに参加した4人の名前を彫りました。
使い慣れないルーターを使って慎重に削りました。
組み立ては修正箇所が多く夜遅くまでかかってしまいましたが、なんとかベンチが2基完成しました。
これだけ苦労して作り上げたベンチ、1年生も達成感を感じたようです。
4人ともお疲れ様でした。
手伝ってくれた4年生、ありがとうございました。
栗原木材店に注文したベンチの部材を受け取り研究室へと運んできました。
そしてこれからベンチを一度組み立てました。
エコアコール処理をする前に、ベンチでネジ穴が空く箇所をあらかじめ空けておく必要があるからです。
ベンチにネジを打つための工具としてインパクトドライバーを使用します。
学生たちはみんな使ったことがないので、まず始めにインパクトドライバーを使う練習から始めました。
慣れてきたら作業開始です。
ネジを打つ箇所を図面で確認しながら鋼尺、さしがねを使って印をつけていきます。
そして印の箇所に予備穴を空け、その後にネジを打ち込んでいきました。
角を取るように確認しながら部材を組み立てていきました。
コアセミナーの時間だけでは終わらず、次の日も学生に研究室に来て作業してもらうことになりました。
そして、どうにか2基のベンチが組みあがりました。
組み立てたのもつかの間、今度はベンチの解体です。
こうして、ベンチの部材にネジ穴を開けることができました。
次はこの部材を九州木材工業に搬入し、エコアコール処理を行います。
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